WORKS

Reform in Kuhonbutsu

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「リビングをつくりたい」

 

ダイニングキッチンのみが1階にあり、その他は店舗スペース。2階には個室が5部屋あるという大家族用の間取りでした。時代とともに住まい方が変わっていき、個室よりもみんなが集まれる大きなリビングをつくりたい、というのが一番のご要望でした。リフォーム工事費は設計料を含めて約1,050万円。工事期間は2ヶ月半ほど、工事に入る前の打ち合わせには約3ヶ月ほどの期間をかけて行いました。

 

photo by Yuki Kato

 

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1〜2階がオーナー住戸(一部店舗)、3〜4階が賃貸アパートという構成の建物ですが、今回のオーナー部分のリフォームは戸建て住宅のように自由に計画することができました。大きく変わった部分は居室がキッチンになった部分で、配管スペースを工夫することで、今まで1階にあったキッチンスペースが2階に移動することができ、大きなリビング・ダイニング・キッチンをつくることができました。

 

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既存の部屋を残しながら、変更する部分は撤去し、新たな間取りをつくっていきます。既存のお部屋は仮の納戸スペースとすることで、仮住まい先に荷物を移動せずに工事をすることができます。

 

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お仏壇があった部分の壁は撤去し、奥の居室とつなげて広いリビングスペースをつくり、お仏壇は壁際のリビングを見守る位置にお引っ越しをしました。

 

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キッチンの左側はパントリースペースで、オープンキッチンをすっきりさせるための工夫のひとつです。冷蔵庫や食器棚、食品庫のためのスペースを確保することで、キッチンはシンプルにすることができますし、普段は物置になりがちな吊り戸棚を無くす選択もできます。

 

パントリーの奥に洗面室、その奥に浴室を配置した間取りで、家事の動線をコンパクトにする配慮をしています。

 

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ペーパーホルダーはイメージをカタチにした1品です。