「デスクベッド」レポート
ドイツの金物メーカー・ハーフェレ社の「デスクベッド」を視察してきました。
場所は新宿にあるオゾンリビングデザインセンターです。上の写真は幅2mもあるデスク時のものです。
デスクの天板の高さはやや高く、約78cm。オフィス用の伸縮式のチェアにする必要があります。座面の高さは約50cm程の設定がちょうど良いと思います。
デスク利用時は、上の写真中央にあるL型のシルバーの金物を設置すると、たわみを防止し、しっかりと固定されます。
デスクを下に押し下げると、上からベッドが出てきます。デスクからベッドに変身する途中の様子が上の写真です。分かりづらいですが、ノートPCやA4サイズのパンフレットがちょうどかわせるようになっています。逆をいうと、約30cmを超えるものは置けないということになります。
マットレスと布団はベルトで固定します。だいたいの収納式ベッドは同様の対応になります。
ベッド時の下部の状態は上の写真です。デスクのサイドフレームにベッドのフレームが載るようなかたちになり、ロックをかけることができます。ベッドの荷重は床に伝わるので、ベッドに乗る際に若干の動きがありますが、しっかりと安定します。
ただし、普段はこのロックは使用しなくてもOKです。これはマットレスや布団を交換する際に、ベッドが浮き上がるのを防止する目的の方が大きいためです。
ベッド時は固定用のベルトは外すので、だらんと垂れ下がります。ここはもう1アイデアがあると嬉しいところ。ここでよく見て欲しいところは下に降りたデスクの状態。水平のままの状態をキープしています。ここがこの商品の最大のポイントです。
デスクからベッド/ベッドからデスク、その際の動きはスムーズです。やや重いですが、女性一人でも十分に動かせます。これはぜひ体験してみることをオススメします。毎日のことですので、この動きがストレスになるかどうか。あるいはこの商品をお部屋に設置することで得られるスペース的なメリットを優先するか。
ベッド時の高さは約70cm。行儀が悪いかもしれませんが、ダイニングテーブルに腰掛けるようなイメージでしょうか。これはストレスにはならないと思います。
色展開は4種類。真っ白、こげ茶、白い木目、薄い木目。これは完成品の場合。金物キットのみの購入も可能です。その場合は、面材を自由に設定できます。ただし、この特殊な金物達をしっかり把握している木工所の職人がいないといけませんので、まずは完成品からの選択が良いと思います。
納期は発注から1ヶ月程度。さて気になるお値段ですが、1台60万円!です。これはメーカー小売価格のようなものでして、実際に施工会社さんに入るお値段はもう少しお安くなると思います。
以上、デスクベッドのレポートでしたっ
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