下地工事
解体工事が終わった後は、精度を見ながら下地の工事を進めていきます。
これから畳の部屋だった部分をフローリングの部屋にしていきます。
畳の厚みは55mm、新しいフローリングの厚さは12mm。
この厚みの差を埋めるために下地を調整し、既存の床と高さを合わせます。
レーザーの墨出器や水糸と呼ばれる大工道具も使いながら、壁や床の精度を見ていきます。
精度の良い部分と調整が必要な部分と把握し、下地のボードをどうやって張っていくか、棚をどうやって作るか、
建具の納まりはどうするか、などをその場で話しながら決めていきます。
上の写真はフローリングの床下地を張り終わったところで、30cmおきに黒いラインが引いてあります。
これはこの後、フローリングを張る際の釘打ちのラインを示しています。
床下地の構成としては、下からコンクリートスラブ/遮音二重床/根太(角材)/構造用合板です。
壁には詳細図とスケッチが貼り付けてあります。
ちなみに職人さんはだいたい平面図しか見ません。
今回の工事をするにあたり20枚程度の図面を作成してはいますが、見るのは上の写真の通りです。
平面図を見て不明なところは他の図面を見て、それでも分からなければ連絡がくるので、
都度確認を取りながら、工事は進んでおりますが、時には「そんな図面あったの」なんていう場合も。。
現場は作業も重要ですが、コミュニケーションはもっと重要に感じます。